「本題の理解に必要な前提知識④(欧州のエネルギー事情)」(Why is Ukraine the West’s Fault? Featuring John Mearsheimer ミアシャイマー)(全訳)

引用元

これは、ヨーロッパがロシアの天然ガスに依存していることを示す簡単なグラフです。
このグラフを見れば、東ヨーロッパの多くの国々、そしてドイツのような国でさえ、ロシアの天然ガスに大きく依存していることがよく分かります。
もちろんこのことによって、今回の危機において、ロシアが大きな政治的影響力を持つことに繋がっています。
ロシアに圧力をかけることが非常に難しくなっているということです。
ここまでが本題に入る前に、この危機について理解を深めるための「今回の危機と関連する2つの事」についての説明でした。
本題を深く理解するために、これらのことを説明しておきたかったのです。

※続き
・ウクライナ危機の原因(概要)
→日本語訳

この訳に基づいて製作された動画はこちらです(論文からの引用や関連写真も入れているので理解の一助になります)。

●日本語訳一覧

・講演の概要

・本題の理解に必要な前提知識①(アメリカの核心的な戦略的利益とは?)

本題の理解に必要な前提知識②(欧州の地政学)

本題の理解に必要な前提知識③(ウクライナとはどのような国なのか?)

本題の理解に必要な前提知識④(欧州のエネルギー事情)

・ウクライナ危機の原因(概要)

・ウクライナ危機の根本的な原因

・ウクライナを西側に取り込むために、米国が使っていた戦略とは?

・ウクライナ危機が起こるきっかけ

・ロシアが考えているシナリオ

・なぜ、ロシアは「ウクライナが西側の一員になることは、安全保障上の脅威である」と考えるのか?

・「プーチンが狂っているからウクライナ危機が起きた」という主張を論駁する

・「アメリカは善良な覇権国家なのだから、プーチンがNATO拡大を脅威だと考えるのは間違っている」という主張に反駁する

・「プーチンは以前からウクライナ征服を計画していたのであって、NATOの東方拡大がウクライナ危機を引き起こしたという話は間違い」という主張に反駁する

・ロシアの危機感を理解できない西側の対応が、恐ろしい事態を引き起こす

・失敗を繰り返す、アメリカの外交エリートたち

・ウクライナ危機の解決策

・ウクライナ危機が各方面に与える影響

・ウクライナの未来