私がお話ししたいのは、ウクライナ危機の原因と、その結果、何が引き起こされるのかについてです。
ウクライナ危機は、2014年2月以来ニュースで大きく取り上げられています。
今朝の新聞でも、ウクライナ東部の内戦に関する大きな記事がありました。
本題に入る前に、この危機について理解を深めるために今回の危機と関連する2つの事を説明します。
その後に、この危機が起きた原因について、わたくしの考えを述べたいと思います。
そして、この危機に関して多くの人たちが正しいと信じていることがなぜ間違っているのかについて説明します。
また、この危機に対する西側のこれまでの対応についても少し触れますが、西側の対応が事態を更に悪化させています。
そして、西側がこの事態にどう対応すべきであるのかについて意見を述べたいと思います。
そして最後に、この危機が今後どのようになっていくのかについてお話することで、この講演を締めくくりたいと思います。
※続き
・本題の理解に必要な前提知識①(アメリカの核心的な戦略的利益とは?)
→日本語訳
この訳に基づいて製作された動画はこちらです(論文からの引用や関連写真も入れているので理解の一助になります)。
●日本語訳一覧
・本題の理解に必要な前提知識①(アメリカの核心的な戦略的利益とは?)
・本題の理解に必要な前提知識③(ウクライナとはどのような国なのか?)
・ウクライナを西側に取り込むために、米国が使っていた戦略とは?
・なぜ、ロシアは「ウクライナが西側の一員になることは、安全保障上の脅威である」と考えるのか?
・「プーチンが狂っているからウクライナ危機が起きた」という主張を論駁する
・「アメリカは善良な覇権国家なのだから、プーチンがNATO拡大を脅威だと考えるのは間違っている」という主張に反駁する
・「プーチンは以前からウクライナ征服を計画していたのであって、NATOの東方拡大がウクライナ危機を引き起こしたという話は間違い」という主張に反駁する