2015年にシカゴ大学で行われたミアシャイマー教授の講演の全訳です(全訳一覧はこのページの下部1)。
元動画はこちら
この講演の内容は、2014年に発生したウクライナ危機(クリミア併合)の原因の分析と、この危機が各方面に与える影響についてです。日本が防衛の柱にしている米国の核の傘についても言及があります。
これを日本語のナレーションに直して、関連写真を加えたり、意訳したりして、内容が理解しやすいように動画にしたものはこちらです。
説明不足の部分があると思ったので、2014年にミアシャイマー教授がForeign Affairsに発表した2つの論文と2023年に文藝春秋に掲載されたミアシャイマー教授のインタヴューでの発言からも説明に加えました。
●日本語訳一覧(※近日公開予定)
・講演の概要
・本題の理解に必要な前提知識①(アメリカの核心的な戦略的利益とは?)
・本題の理解に必要な前提知識③(ウクライナとはどのような国なのか?)
・ウクライナを西側に取り込むために、米国が使っていた戦略とは?
・なぜ、ロシアは「ウクライナが西側の一員になることは、安全保障上の脅威である」と考えるのか?
・「プーチンが狂っているからウクライナ危機が起きた」という主張を論駁する
・「アメリカは善良な覇権国家なのだから、プーチンがNATO拡大を脅威だと考えるのは間違っている」という主張に反駁する
・「プーチンは以前からウクライナ征服を計画していたのであって、NATOの東方拡大がウクライナ危機を引き起こしたという話は間違い」という主張に反駁する